むすび

 

いま要求されている新しい気運は、めまぐるしく激動する世紀末に対処するために、超古代の最も現実的な生々しい神々の復活に、来るべき宇宙時代へ如何にして適応するかである。かつて聖徳太子は「天孫降臨」の真相について取り組まれた「先代旧事本記」のなかの謎の 天照御塊神であることを暗示されている。

それはこれから霊なる太陽がまた昇る白陽となるもので、事実太陽は北海道の釧路沖で分裂症状を起こしており、新潟でも太陽柱の異常なる輝きが写真に撮られている。世界各地にもこのような現象があって、太陽はいま白く燃え上がり、変化を見せているのである。

このことは従来の神話に述べられていた天照大神の地球次元の岩地開きとひち味違う宇宙次元の「天の岩戸びらき」に突入していることを私たちに告げている。

そこで「天孫降臨」の光り輝く不思議な神人の行列をじっと見つめてみると、やがて人類は第二の天地創造である未知との遭遇により、人が完全に神化を遂げるモデルケースがこれであったことを知るに至るのである。

 

この黄金の鍵が、台風の目であるピラミッドの「ホオリの磐座」であった。

そこに奇しくも王の王なる冠を戴く天皇家が龍宮と深く繋がっていることを確認すると共に、実はユダヤ以前のカバラの「生命の樹の道」に示されていた王冠の謎が世界天皇を証明するものだとわかり、アッと驚くことになるだろう。

   

つまり、現世の私たちは千載一遇の「地の岩戸」の前に佇っており、昨年よりたて続けに起こっている地震は、日本を破局から蘇らせるミソギであって、早く重要な神地場において日本列島を開いた元つ神々との受霊のみ祭を」斉行せよとの大命の降下であった。

それはかつて我が国の明治維新期の舞台が京都と長崎、横浜であったように、これからの新しい21世紀の舞台は、曲を開く神地場であると思われる。

 

そのポイントのは四次元ラインの極スポットの神地場に在る。

日本列島の三大神地場は、北の極の北海道にあって、それは神威を示す北斗七星へつながる。

南の極は九州にあって、◯に十の字に示す南十字星につながる。中央の極は富士にあってスバルラインは「スバル星」につながり、またスメリヤ、シュメール、スメラミコトにもつながるのである。

この星の仕組みはタテの空間の実相、太陽の神仕組みはヨコの時間の日月の陽陰の太極に定められていたのである。

ゆえに、南の極を開くとヒコホホデミの日の出の神の出番となり、正神界が立直されて、日月神示が予言しているように、天子様の三四五の世となっていくことが、これからのイスラエルの変貌と、東アジアの国際社会への台頭によって、見えてくるようになるのである。

 

平成八年六月