(2017/9/18のブログより)
パゾリーニの「奇跡の丘」がTV放映された。
イエスキリストの数ある作品中一番好きな作品です。
あの有名な湖上を歩くシーンが始まった時、私のガリラヤ湖の体験が蘇ってきました。
私の初めての海外旅行はイスラエルでした。1998年5月初旬で、ジャカランタの花が咲く春の季節です。
わずか12人の小さなツアーでした。
初日はガリラヤ湖のほとりにあるキブツホテルでした。小さな素朴なホテルは、静かで食事も美味しく何よりも聖書にあるガリラヤ湖が目の前にあるのです。
ガリラヤ湖畔のホテルでしたので、早朝に散歩に出たのです。 誰もいない静かな朝で、ガリラヤ湖の奥の方は霧が立って神秘的で美しかった。
ああ遂に聖書の国に来た、、、そして今、あのガリラヤ湖にいるのだ。
深呼吸した。何度も深呼吸してガリラヤ湖のにおいを体の隅々まで浸透させたいと思った。ここに来れたことをイエス様と聖母マリアに感謝のお祈りをして、立ったまま軽く瞑想をした。
生暖かい湖と土のにおい、打ち寄せる波の音が心地よかった。
ふと見ると、湖の真ん中に黒い人影が見えた。
歩いている?? まさか・・・
間違いない、湖上を歩いている人がいる・・・ 真っ直ぐこちらに向かってくる!
白い衣が風に揺れて、どんどん近づいてきたのです。 近づいても、深く頭巾のような布に覆われてお顔が見えない。
・・・イエス様の幻影を見ているのだろうか。
私は身動きもできず呆然と立って見ていました。
・・・目の前に来た時、それはイエス様ではなく、私自身だったのです!!!
その瞬間強い風がバーンと私の体を打って、通り抜けていった。
イエス様と交差した瞬間、目が合った? 透明な眼が一瞬拡大されて見えた気がした。
それはリアルな出来事で、イスラエルへ行った目的のほとんどを初日に体験して終了したように感じました。
イエス様と同時代に存在した過去生の統合だったのか、アストラルボディの調整か?
海外旅行を渋る私に繰り返し囁きかけて・・・どうしてもこの時だと、イスラエルを設定した存在がおられて、この信じ難いような奇跡の体験をさせて下さったのです!!
それからマグダラのマリアの故郷、ミグダル(マグダラ)の地をバスで通過している時のことです。
獅子の横顔のような、懐かしい山に出遭ったのです〜〜
その瞬間大声で叫んでいた。あの山は何?? ここはどこですか!!!
それは「アルベル山」でした。遥かな時を超えて記憶が蘇ってきた。あの山と、この湖の土地で私は生きていたのです!!
確かに私はこの地を知っていた、ここで生きていた。いつもあの山や湖を見て暮らしていたのです。
下の画像は某トラベラーさんから拝借しています。ガリラヤ湖畔から見たアルベル山。
さて、終わりに書いておきたいことがあります。イスラエルのリンゴの事です🍎
ガリラヤ湖畔のキブツホテルは素朴な小さなホテルでしたが、部屋にはキブツで採れた小さなリンゴが10個ほど置かれていました。それが驚くほど美味しかったのです。後にも先にもあのリンゴが最高で、、、ホテルを出る時2、3個ポケットに入れてバスの中で食べていましたね🍎。
後に知ったのですが、イスラエルは植物の原種が多い国で5本の指に入るそうです。確か日本も5番以内だったと記憶しています。原種を大切にするのは素晴らしいことですね!!
それからお肉も美味しかったのです。宗教的な観点から完全に血抜きされているのだとガイドからお聞きしました。