もうだいぶ昔のことになります。伊勢神宮の荒祭宮で不思議なことを伝えられました。
「本州と北海道が切れているので、繋がねばならぬ」
「イシヅチ打たねばならぬ」
「カチっとおさめる・・・」
そのイシヅチって、四国の石鎚山しか思い当らなかった。 ああ、山登りするのか〜。北海道なのになぜ四国の山?と悩んでいたのでした。
そんなある日、日本地図を出して眺めていたのですが、青森県の下北半島の形に目が釘付けになったのです!!!それはまさに斧の形に見える。石鎚(イシヅチ)とは下北半島のことかな?
では北海道のどこかにその石鎚を打ち込めと言っておられるのか?
北海道の渡島半島、内浦湾を見ると、石鎚(イシヅチ)がピッタリ収まるように見える・・・
下北半島の石槌を北海道の内浦湾につなぐとカチっと収まりがつく、ということのように感じたのです。
出雲神話には、神様が「国来国来(くにこくにこ)」と島を引き寄せて、島根半島になった、「国引き神話」があるのですが、イメージ的には同じですね。
右の画像は No.54さん「内浦湾沿岸の縄文文化遺跡群」から拝借しています。
内浦湾も青森の陸奥湾も火山の噴火で形成されたようなのです。伊勢の神様のお告げであるから、何か神話的な背景があるかもしれないと青森県の神社を調べることにしました。
火山の噴火・・・
火の神といえばカグツチです。(イザナギ・イザナミ夫婦として最後の子供になります)
神話の記述<ウィキペディア>
神産みにおいてイザナギとイザナミとの間に生まれた神である。火の神であったために、出産時にイザナミの陰部に火傷ができ、これがもとでイザナミは死去。その後、怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で首を落とされ殺された。
『古事記』によれば、カグツチの血から、以下の神々が生まれた。
石折神(いはさくのかみ)
根折神(ねさくのかみ)
石筒之男神(いはつつのをのかみ)以上三柱の神は、十拳剣の先端からの血が岩石に落ちて生成された神々である。
その他多くの神が産まれたとあります。
日本列島は国常立大神のご龍体となれば、首を切り落とすとは、本州と北海道を切り離したということになるので・・・・青森にはカグツチが祀られているはず・・・
神社庁にお願いして、青森県内にある「カグツチを主祭神」にした神社を調べて戴くと、12、3カ所ありました。(北海道には無い)
これは驚くべきことで、カグツチを祀った神社そのものが少ない中で、青森県にこれほど集中しているのは、神話を侮れないということではないでしょうか。
神社庁の方も驚いておられました!
この件でアドバイス下さった刑部恵都子先生のご意見では、レイラインを繋げということなので、イメージした瞬間に成立するということでした。
しかし神様は3年、と申されたので、何度も青森の神社を巡り、また数回青函トンネルを往復したりして、約束通り3年間お祈りの旅をしました。
2011/2/1のブログを加筆してあります。