不思議な成立といえる日本列島

 

 地球儀をぐるぐる廻してよくみると、我々の住む国土日本は、独特の格別な形をしていることに気がつく。

南北に走る弓形の列島は中央線が炎骨(ホボネ)の仕組みとなっている。さらに多くの火山群、海底の火山脈、プレートの重なりなど、まるで網をかけたようになっている。太平洋側は深い海溝で縁取られ、大陸との間には凹地のように日本海が広がっている。

これは他の大陸周辺と異なっていて、この列島は龍体状であり、何か本質的に他の地域と違うものがあると暗示されているのである。

この列島は何時頃、どのようにして誕生したものであろうか。推察するにどうも日本列島は、地球の中つ国(真中)として、始生代創られたものではないだろうか。詳しいことは知る術もないのだが、地球の原生代あたりからの手がかりとして、我が国には超古代史竹内文書やウエツフミ(上記)があり、また我が国の公式正史とされる古事記にも、それとなく太古の姿を彷彿とさせる記述がある。

地質学的には、二十億年前の岩石が発見されていて、大変古い歴史を物語っている。それは1970年3月、名古屋大学地質学教室の足立守氏が、、飛騨川上流の上麻生で見つけた岩石である。これは日月神示に「石がものをいう」と告げられていたことが実感させられる。また原生代からの飛騨高山にある位山や、富山県には上古代の皇祖遺跡がある。それらは我が国が世界の霊の元つ国であったと証明するものであろう。

 そんなわけで、古生代二畳記(約二億年前)は氷河期で海水位が大変低く、日本列島は大陸と陸続きであった。参考図の約7千万年前の様な回水位の低下は、過去百万年間に、何回かあったようで、大陸からマンモスぞうが移動していたことがそれを証明している。

ところで約2500面年前頃に、アジア大陸が突如として割れ、地溝帯ができた頃、フィリピンプレートの動きはかっ初であったようである。

そこで古代琉球を基点とする龍宮が日本列島と深く結びついて、黒潮があたかもそれを守るように取り巻いて、まあ現代のような龍体状の列島になったようである。

だからいわば龍宮が日本列島の育ての親と言えるのではないだろうか。言い換えると日本列島の成立には、重大な謎が含まれているといえよう。それは一見何の変哲もない岩石や地層が、日本と龍宮の関係を語りかけているとも考えられるのである。