聖三角ルートが語りかけるもの

 

ホオリの神座には、今一つの正三角形の奇路神動線がある。先ず九州の主峰である国見岳へとつながる。この神山は熊本、宮崎両県にまたがり、海抜1739メートルで、頂上への少し下には、多種多様の岩石が見られる。

 

山頂には、東西に磐座があり、その相対峙磐座は太古は祭場となっていたと思われる。即ちカムロギ、イワサカの主なる神座だと認められるのである。

かつて道ひらき会の主宰だった荒深道斉氏は、こここそが「天孫降臨、ニニギノミコト」の本地であろうと主張されたが、まさにそうだろうと思わせる森厳の気がみなぎっている。

霊線はさらに高千穂峰へと至る。名にしおう霊峰、高千穂は、悠久の昔、神々が玉鉾をとり持ち立たれた勇姿が目に浮かぶ聖地である。

 

古事記、日本書紀に、ニニギノミコトが「日向の高千穂峰に天降ります」「筑紫の日向の高千穂の久土布流多気に天降ります」とそれぞれ記述されてある。

この山容の秀麗崇高なことは、万人の認められるところであるが、まさに日本列島のこの所にこそ、世界のスメラミコトが天降られたのだと確信させられるのである。

そして、この光のネットワークは、さらに神の古代から、そこも「ここが天孫降臨地なり」と伝えられ、世界の五色民族のゆかりを伝える幣立神宮(阿蘇山麓)に至っている。

 

 

下の写真は ☀️高千穂峰(ニッポン旅マガジン) ☀️逆鉾(みやざき観光ナビ)